膀胱炎

内科

膀胱炎について

膀胱炎とは尿を貯める膀胱が炎症を起こしている病気です。一般的には、細菌が膀胱で増殖することによって起こります。女性は尿道が短く、細菌が膀胱まで簡単に到達してしまうため、膀胱炎は女性に多い病気です。

トイレに行くのを長時間がまんすると発症のリスクが高まります。症状としては、排尿痛、頻尿、残尿感、尿意切迫感、下腹部痛、尿の混濁などがみられます。発熱はほとんどみられません。

症状から膀胱炎を疑い、尿検査をすることで診断することができます。治療は、炎症の原因となっている細菌を殺すための抗生剤の飲み薬を内服します。また、治療中は十分量の水分を摂取し、たくさん尿を出すことによって、膀胱で増殖した菌を尿とともに体外へ排出するようにします。

治療をすれば、通常は3日~7日程度で治ることがほとんどですが、原因になっている菌が抗生剤に耐性をもっていたりすると治りが悪い場合があります。そのような場合は薬の変更が必要となりますので、お早めにご相談ください。