眼瞼下垂症手術

眼瞼下垂とは

眼瞼下垂とは目を開ける筋肉(上眼瞼挙筋、挙筋腱膜)が弱くなる(筋肉の菲薄化、脂肪変性)や上眼瞼の皮膚のたるみ等により目の開けづらさがある状態を言います。

目次

▼ U CLINIC 眼瞼下垂の特徴     眼瞼下垂の症状と原因

眼瞼下垂の診断           眼瞼下垂の治療

施術内容の詳細           眼瞼下垂の料金

口コミ               よくある質問

 

U CLINIC 眼瞼下垂の特徴

当院は、自然な仕上がりを一番重視しています。
最も自然な綺麗な顔立ち】をモットーとし、ご相談・手術や治療を提案させて頂いております。

FEATURES

当院での手術の特徴

自然なデザイン
当院では、600名を超える目元の手術
(埋没法を除く)を行っております。手術は
形成外科医が担当し、機能面の改善だけでなく、お顔、目の形に合ったデザインが出来るかどうか、手術での一つ一つの処理、縫合など小さな工夫を重ねることで痛み・腫れ・手術結果は大きく変わります。
保険診療可能
当院の眼瞼下垂手術は症状があれば保険適用で費用面も安心です。わかりやすく丁寧な説明で、必要のない施術をおすすめすることはありません。
術後ケア
手術直後のクーリング・安静は大切です。
手術後、クーリングおよび安静に過ごして頂ける設備を整えております。
これらにより、術後の腫れを最小限に抑えることが出来ます。
日帰り手術
手術時間は約30~90分、すべて日帰り手術です。
アクセス良好
JR新宿、新宿三丁目、代々木駅など
都心ターミナル駅から徒歩5分の好立地です。

その他にも、痛み・機能面・美容面においてもこだわり、形成外科医がカウンセリングから施術まで担当しております。
まずはお気軽にご相談ください。

眼瞼下垂の症状と原因

目は正常な状態だと瞳孔がキレイな丸をしていて、上のまぶたがほとんど被っていない状態です。

ですが、眼瞼下垂の症状を引き起こすと、まぶたを開けることが重く目が開きにくく感じるようになることや、上まぶたが黒目にかかるようになってしまう状態になってしまいます。

この上のまぶたの被り度合いによって眼瞼下垂の重症度は変わってきます。

眼瞼下垂の症状の重症度

軽度の場合、周りの人がほとんど感じることが無い程度ですが、中程度になると周りから「眠そう?」と言われたり、 メイクする時にアイラインが上手に引けなくなったりします。

更に重度となると、ほとんど目が開いていない状態となり視界も悪く、額にしわが増え頭痛や肩こりといった症状も現れます。また、あごを上げてものをみるようになることもあります。

まぶたが開きにくくなる症状のほかに、以下のような症状が現れることがあります。

主な眼瞼下垂の症状

  • まぶたが重い
  • まぶたが下がってきた
  • 目の開きが悪い
  • おでこを使って目をあけるようになった
  • 眉毛をあげて目をあけるようになった
  • 二重の幅がせまくなってきた(重度になると広くなっていくこともあります。)
  • 目の形が三角になってきた
  • 三重になった、四重になった
  • 目の上のくぼみが強くなった
  • 首がこる
  • 肩が凝る 肩こり
  • 頭痛
  • おでこのしわが深くなる
  • 顎をあげてものを見るようになった
  • 視野がせまくなった

眼瞼下垂の主な原因

眼瞼下垂の原因は先天性、後天性、その他の原因に分かれます。

  • 先天性:生まれつきまぶたの筋力が弱かったりして動きが悪い
  • 後天性:加齢による皮膚のたるみやまぶたの筋力の低下
  • その他:コンタクトレンズの長期使用によるまぶたへの刺激

上記以外にも、緑内障点眼薬長期使用、動眼神経麻痺、重症筋無力症、外眼筋の編成、ホルネル症候群、外傷、白内障術後、美容目的の二重埋没法後など色々な原因により眼瞼下垂が生じます。

神経や筋肉に異常がなく、皮膚のたるみなど周囲の組織変化でまぶたが重く感じることもあります。

顔面神経麻痺による眉毛下垂や皮膚の弛緩でも同様の症状がでることがあります。

眼瞼下垂のセルフチェック方法

まぶたの衰えが気になる方は、眼瞼下垂のセルフチェックをしてみましょう。

  1. 顔を正面に向け目を閉じる
  2. 眉の上を指で軽く押さえる
  3. そのままの状態で目を開ける
  4. おでこに力が入ったり、目が開きにくかったりするか確認

眼瞼下垂かもしれないと思ったら、手軽にできるセルフチェックを試してみましょう。
このような項目に複数あてはまる方は、眼瞼下垂の可能性があります。
お気軽にご相談ください。
適切に検査、診察を行って症状の程度や原因などを確認したうえで、最適な治療方法をご提案いたします。

 

眼瞼下垂の診断

  • MRD-1(margin reflex distance-1)
  • 挙筋機能測定(levator function,Upper Lid Excusion)
  • 上方視野
  • 自覚症状

にて診断を行います。

MRD-1(margin reflex distance-1)

MRD-1は瞳孔中央から上眼瞼縁までの距離を指し、正常では2.7〜5.5mm、
軽度下垂では1.5〜2.7mm、中等度-0.5〜1.5mm、重度-0.5mm以下となります。
(形成外科ガイドラインでは2mm以下で軽度眼瞼下垂)

 

拳筋機能測定(levator funcition, Upper Lid Excusion)

挙筋機能は下方視から上方視をした際に上眼瞼縁がどの程度動くかを測定します。
15mm以上が正常、10-15mm以上が軽度で、6-9mmは中等度、6mm以下は重度となります。

 

 

眼瞼下垂の治療

眼瞼下垂(がんけんかすい)の治療は、保険が適用される挙筋前転術という手術を行います。

  1. まず、手術前に正常に目が開いている状態になるよう切開のデザインを決定します。この切開のラインで二重となります。
    幅に関してはある程度自由に決めれますが、術前にカウンセリングさせて頂きながら決定します。
  2. その部分を切開し、挙筋と呼ばれる目を開くときに使う筋肉、もしくは、腱膜といわれる挙筋とまぶたをつないでいる部分を短くします。
  3. その後、目の開きが大きくなるよう開き具合を確認し縫合していきます。
  4. 皮膚のたるみが強く、眼瞼下垂の症状の様になってしまっている場合には、上眼瞼除皺術(上眼瞼切開や眉毛下切開)という、上まぶたの皮膚を切除することで改善する方もいらっしゃいます。

手術自体は、片目で30分ほどで終了いたします。
術後は、目の周辺が腫れますので手術当日はサングラスなど目を隠せるものを持参することを推奨します。
※美容目的の場合は保険適用外となります。

 

施術内容の詳細

手術時間 片側約30分
ダウンタイム 7〜14日前後
抜糸 6〜7日目
術後の通院 1週間後(抜糸)
1・3ヶ月後

ダウンタイム詳細

傷の赤み・硬さ 3~6ヶ月
腫れ 強い腫れが2~3日目で100%とすると、1週間で50%、2週間で25~30%に落ち着き、この位になると内出血痕も薄くなる。(個人差がかなりあり。)
その後の腫れは2~3ヶ月かけてなくなっていく。
洗顔 抜糸してから可能(傷を濡らさなければ目の周り以外は可)
化粧 抜糸してから可能(目の周り以外は可)
シャワー 傷を濡らさないようにすれば当日から可能
入浴 1週間後から可能
運動 ウォーキング程度なら当日から可能。激しい運動は1週間後から可。
その他 コンタクトは使用可能だが、腫れにより入れにくいことあり。挙筋短縮後は、ハードコンタクトではなく、ソフトコンタクトに変更する方が望ましい。
上記は一般的な経過であり、個人差があります。

眼瞼下垂の手術に伴う副作用・リスク

  • 腫れ・内出血:7〜14日
  • 血腫、感染のリスク
  • 傷跡:なるべく傷跡の残りにくいように縫合を行いますが、全く傷のない皮膚にはなりません。

 

眼瞼下垂の料金

眼瞼下垂症手術(全切開+眼瞼下垂) ¥300,000(税込¥330,000)(両目)
眼瞼下垂症手術(保険適用) 片側約¥25,600
両側約¥47,200

眼瞼下垂の保険適用について

眼瞼下垂が保険適用になる方の条件

眼瞼下垂症に保険適用される基準は、

  • 眼瞼下垂症と診断されていること
  • 手術の目的が美容目的ではないこと
  • 治療が必要とされる疾患の治療であること
  • 治療法が、国が認めた治療法と厚生労働省が認めた医薬品であることがあります。

保険適用外の方

眼瞼下垂はあるものの軽度であり、上まぶた(上眼瞼)の皮膚が瞳孔(どうこう)までかぶさっていない方※眼瞼下垂はあるものの軽度であり、まぶたの皮膚が瞳孔までかぶさっていない方、「機能的には支障がないものの見た目に気になる」場合は基本的に自費での治療になります。他院美容外科(自由診療)での術後の修正手術なども基本的には保険適応外となります。ただし、眼瞼下垂の症状がある場合は保険適応となることがあります。

 

UCLINICで眼瞼下垂を受けられた方の口コミ

▼Aさん
昨年末に二重全切開をお願いしました。
最初は大手クリニックへカウンセリングへ行きましたが、瞼のたるみと脂肪が重く、オペを断られ、泣く泣く眼瞼下垂も保険適応で診ていただけるこちらへお願いしました。
眼瞼下垂ではありませんでしたが、全切開でオペ可能との事でしたのでお願いしました。
内田先生にお願いしましたが結果、オペ後の腫れもほとんどなく、仕上がりもとても自然で大満足です!糸止めもめちゃくちゃ綺麗で職場の形成外科の先生にも驚かれました!ダウンタイムに腫れることを覚悟していましたがオペ後より腫れることは全然なく、仕事にも支障なかったです。
アップセルなどもなく料金もとても良心的ですし個人的には穴場だと思いました。

▼Bさん
眼瞼下垂の挙筋前転術を、内田院長から施行していただきました!
保険診療も行われているクリニックで、私は保険適用だったため安い自己負担額で手術を受けることができました。
術後の痛みが全く無いことに驚きました!他院で同じ手術を受けたことはないので比較はできませんが、院長がとてもお上手なのだろうと思いました。
また悩みがあれば相談させていただきたいです。

▼Cさん
30分ほど待たされたが、丁寧に診察してもらい、眼瞼下垂と診断をもらい、保険適用で手術していただくことに。(医療系の人間なので知ってましたが)眼瞼下垂の仕組みをイラストを描きながら説明していただき、手術の仕組みも丁寧に説明していただき、信頼できるなと感じました。

 

眼瞼下垂でよくある質問

  • Q:眼瞼下垂を自力で治すことは可能ですか?

    A 眼瞼下垂を自力で根本的に治すことは難しいです。
    眼瞼下垂は眼瞼挙筋の緩みや衰えが原因です。そのためマッサージやトレーニングなどで根本的に治ることはありません。
    ネットやSNSなどでは、眼瞼下垂の症状を改善させるための方法を紹介している記事や投稿を目にします。その中でも特に多い方法について、注意点やデメリットなど説明いたします。

    • 眼瞼下垂セルフマッサージ
      眼瞼下垂を改善するセルフマッサージです。マッサージ方法にはいくつもの種類があり、目もとやまぶたのさまざまな部分を押したり引っ張ったりすることで改善に繋がると紹介されています。
      しかし、専門的な知識が無い方が不用意にマッサージを行ってしまうと、靭帯を痛めたり目もとのたるみを悪化させてしまうリスクがあります。さらに、眼瞼下垂自体をさらに進行させてしまう可能性もあるため安易に行うことはおすすめできません。
      目周りの浮腫みの改善は起こり得ますが、眼瞼下垂の治療ではありません。開きやすく感じるのは、目周りの浮腫みが取れてそう感じるのかもしれません。
    • 眼瞼下垂対策テープ
      他にはまぶたにテープを貼って眼瞼下垂の症状を軽減させる方法です。眼瞼下垂テープなどと紹介されていることが多く、市販のサージカルテープなどを用いて行うとされています。
      テープを使って軽度の眼瞼下垂であれば改善効果が期待できるとされていますが、誤った貼り方ではより症状を悪化させてしまったり、皮膚に合わない場合にはかぶれなど肌荒れを引き起こしてしまいます。
      軽度の眼瞼下垂にしか効果が無いとされているため、進行してしまった眼瞼下垂には効果が期待できないということになります。
    • 痩せたら治る
      眼瞼下垂は体重と直接関係がないため、体重を減らすことで治ることはありません。眼瞼下垂の治療には医療的アプローチが必要です。
    • 眼の筋肉のトレーニング
      現在のところ、医学的根拠はありません。軽度の眼瞼下垂の場合、セルフケアによって症状の緩和や予防効果は多少期待できるかもしれませんが、あくまで一時的であると思っておきましょう。また、方法を誤るとかえって症状が悪化し重症化してしまうリスクもあります。

     

  • Q:切らない眼瞼下垂とは?保険適用になりますか?

    A 切らない眼瞼下垂症手術とは、経結膜的に行う腱膜短縮法・筋膜固定法のことを指します。
    まぶたの裏側から糸を通して挙筋腱膜とミュラー筋を瞼板に縫い縮めることで、切開することなく上まぶたの開きを改善します。
    腱膜短縮法(腱膜固定法)は緩んだ腱膜やミュラー筋を縫い縮めるため、眼瞼下垂の症状を改善することができます。
    眼のゴロゴロ感、瞼が閉じにくくなる、左右差、過開瞼、ミュラー筋も一緒に短縮されてしまうため、ミュラー筋刺激による自律神経症状、眼瞼痙攣、低矯正などのリスクがあります。
    また、保険適用できる眼瞼下垂の治療法は皮膚を切る事が前提になっていますので、切らない眼瞼下垂術による治療は保険適用(自費診療)になります。

  • Q:20代や30代でも眼瞼下垂になりますか?

    A はい。先天性で生まれつきの場合は、0歳時から眼瞼下垂となっています。
    10代~30代の人でもコンタクトレンズを長時間使用しているかたは後天的に、目が疲れやすい、眼の奥が痛い、肩や首の凝りがひどい、頭痛がひどい、集中が続かない、気分が塞ぐなどと不調を感じている人がいます。

  • Q:カウンセリングの当日に施術や手術はできますか?

    A 基本的には担当医師とのカウンセリングを十分にしていただき、不安要素を解消されてからの施術をおすすめいたします。手術に関しましては、術前採血が必要です。検査結果が出るまで、通常1週間程度かかります。基本的には、当日の手術はお受けしておりません。

  • Q:傷口は目立ちますか?

    A 切開したところが二重のラインとなるため、目を開けた時には隠れています。傷自体も、3か月〜6か月の頃には目立たなくなっていきます。

  • Q:眼瞼下垂の手術後にやってはいけないことはありますか?

    A 手術の傷は1週間程度で癒着するためそれまでは激しい運動、コンタクトレンズの使用、メイクなどは避けてください。また飲酒や入浴など身体を温める行為は、出血や腫れが増強する可能性があるため抜糸までは控えてください。術後1週間以降は特に制限はありません。

  • Q:埋没法や二重切開などしていても保険適応になりますか?

    A 基本的には、保険適応外です。
    症状が眼瞼下垂の基準になっていれば病気として保険適応となりますが、
    保険適応かどうかの判断は、診察させていただいてからの判断となります。

  • Q:余分な皮膚は切除しますか?

    A 上瞼のタルミが強く改善をご希望される患者様は皮膚切除も同時に行う事も出来ます。
    ただし、たるみが強く出る外側部の皮膚切除が出来ないため、取り過ぎると不自然になります。

  • Q:余分な脂肪は除去しますか?

    A 必要ではない脂肪の場合、保険手術であっても除去します。脂肪は出来るだけ取って欲しいとご希望される方を多く見受けますが、目の形やくぼみ目かどうかなどで異なります。
    くぼみ目の場合、脱脂を行うと増悪します。

  • Q:保険適応はありますか?保険適応との手術に差はありますか?術式が違うのですか?

    A 一般的にまぶたが下がり黒目を覆って視野障害を起こすような、機能障害を伴う眼瞼下垂症には保険適応があります。
    しかし、目力を上げるなど、黒目を大きく見せる目的の場合は保険適応外となります。
    保険で行う眼瞼下垂手術は一般的に外見を綺麗に見せる手術ではなく、視野障害などの機能障害の回復を目的としております。
    ただし、保険の手術だからといって、美容面を気にせず手術をする事はありません。

  • Q:糸で縫うだけの手軽な眼瞼下垂法があると聞きました。どのような手術ですか?

    A 埋没法のように糸を埋め込んで行う眼瞼下垂手術も存在します。
    しかし、皮膚を切開する眼瞼下垂手術と比較して、メリットとデメリットがあります。
    メリットは皮膚を切らずに済むという点につきます。
    一方でデメリットは、直視下に眼瞼挙筋腱膜の前転処理をして、まぶたの開き具合を調節することができません。
    また、一時的には改善しても術後早期に糸が緩み、元に戻ってしまいます。
    つまり糸で行う手術は完全な手術ではないのです。
    切開法の眼瞼下垂手術でも傷は将来的に殆ど分からない位に治るため、糸でだけで行う術式のメリットは切開法の元の比べてそれ程のものではなく、当院では切開法の眼瞼下垂症手術を推奨しています。
    また、この埋没法が引き金となって眼瞼下垂になる(医原性眼瞼下垂)リスクもございます。

  • Q:眼瞼下垂の手術には、挙筋短縮法、挙筋前転法、眉下切開法などいろいろありますが、違いは何ですか?

    A 挙筋前転法とは、眼瞼下垂治療の切開法の中でも最も広く行われている方法で、二重整形でも用いられる手術方法です。緩んだ挙筋腱膜を一度瞼板から切り離し、挙筋腱膜〜眼瞼挙筋を引き出し適切な目の開きが得られる位置で挙筋腱膜と瞼板を縫い合わせます。
    目が開く位置で固定することで、眼瞼下垂の改善と同時に二重を作ります。当院でも、通常は挙筋前転法を選択し治療を行っています。

    挙筋短縮法とは、眼瞼下垂の治療法として広く用いられる「挙筋短縮法」は、まぶたの開閉を助ける筋肉、つまり挙筋の働きを強化する手術法です。
    この手術は、経皮法と経結膜法の2つの方法があります。
    どちらも同じ処理を行いますが、手術を行う場所が異なります。

    経皮法は皮膚側から、経結膜法は結膜側から挙筋を切除したり、重ね合わせて縫い合わせることで、挙筋を短縮し、眼瞼下垂を改善します。
    ただし、経結膜法はまぶたの裏側から行うため、手術が煩雑になる可能性があります。
    このように、挙筋短縮法は眼瞼下垂の治療法として効果的ですが、手術方法の選択は患者様の症状や医師の判断によります。

    筋膜移植法とは、先天性(生まれつき)や筋原性、神経原性による眼瞼下垂の治療法です。
    この方法は、眼瞼挙筋の機能が残っていないか著しく弱い場合、または挙筋前転法で改善が見られない場合に選択されます。
    太ももや側頭部から筋膜を採取し、一方を瞼板の前に、もう一方を皮膚の下を通して眉毛の上の前頭筋につなぎます。
    これにより、眉毛を上げる時に目が開くようになります。

    特に先天性の眼瞼下垂の場合、眼瞼挙筋に機能不全があることが多いため、小児で治療する際にはこの方法が多く選択されます。
    眉下切開法とは、眉下部分の余剰皮膚を切除し、上まぶたのたるみをとります。
    たるみを取ることで、狭くなってしまった二重のラインを広くできます。
    また、目の開きやすさも改善します。
    上まぶたのたるみの改善を目的とした治療として選択されます。

  • Q:まぶたの裏から行う眼瞼下垂症の手術がありますが、瞼の表からする方法と何が違うのですか?

    A 瞼の裏から糸で留めるだけの手術があります。
    糸で留めるだけの眼瞼下垂は早期にもとに戻ってしまいますので当院では行っておりません。
    また、瞼の裏から切開して行う方法は、皮膚を切開しないため傷が目立ちにくく、魅力的と思われがちですが、実際には様々なデメリットがあります。
    局所麻酔の痛みは、表(皮膚)よりも瞼の裏側の方が強く感じます。
    また、目のすぐ傍の手術操作ですので、眼球損傷の可能性が皮膚から行う手術よりも危険性があり、患者さまの恐怖も大きくなります。
    術野が狭く血管構造上も出血が多くなるためうまく止血しないと腫れが強く出る事につながります。
    目を閉じて我慢しようとすると、術野がさらに狭まり出血もさらに増え、切開法と比べても術後のダウンタイムが伸びるといった悪循環に陥ることも多くあります。
    また、麻酔薬が目を開ける筋肉である眼瞼挙筋やミュラー筋に及ぶと目の開きが悪くなるために、術中にしっかり目が開くかどうか、左右差が無いかを判断を誤る可能性があります。
    さらに、目の裏側から目的の眼瞼挙筋および挙筋腱膜に到達するにはミュラー筋を切開する必要があります。
    近年、伸展受容器としてのミュラー筋の重要性が注目されているため、ミュラー筋を切らないといけない裏から行う方法を行っているクリニックは少ないのが現状です。
    もう一点、皮膚からのアプローチであれば、二重を同時に作る事ができますが、結膜アプローチの場合はそれができません。
    そのため二重作成やライン調整は後日しなければならないという点もデメリットと言えます。
    以上の理由で当院では、瞼の表から行う眼瞼下垂手術を行っています。

  • Q:アートメイクをしていますが、影響はありますか?

    A 手術自体は問題なくおこなえます。
    術後に、目の縁のアートメイクの見え方が変わり、若干の雰囲気の変化は生じる場合はありますので、カウンセリング時のシミュレーションでしっかりとお目もとを確認いただいて手術をしていただいております。

  • Q:手術は痛いですか?

    A 局所麻酔で行っています。
    麻酔後は基本的に痛みはありません。
    手術中に眼を開けていただき眼の開きを調整するため局所麻酔である必要があります。
    痛みを感じた際は、追加で局所麻酔を行います。
    痛みや違和感を感じた際は、我慢せずにお申し付けください。

  • Q:眼瞼下垂は手術をせずに治せますか?

    A 眼瞼下垂は加齢によるたるみや生まれつきの筋肉の不具合などが原因であることが多いです。
    これらのような器質的な原因によるものは時間の経過とともに悪化し、自然と改善することはないため手術以外の方法では治りません。

  • Q:眼瞼下垂になりやすい人はどんな特徴がありますか?

    A 加齢による変化がもっとも多いですが、コンタクトレンズ使用歴のある人、花粉症やアトピー性皮膚炎がありまぶたを強く擦る人、アイプチをよく使う人なども眼瞼下垂の原因となります。

  • Q:若い人が眼瞼下垂になる原因はなんですか?

    A 生まれつきの原因によるものが多いですが、コンタクトレンズ使用歴のある人、花粉症やアトピー性皮膚炎がありまぶたを強く擦る人、アイプチをよく使う人なども眼瞼下垂の原因となります。

  • Q:眼瞼下垂手術で二重にならなかった場合、どうすれば良いですか?

    A 保険適応での眼瞼下垂手術の目的は二重にすることではなく、症状を改善させることです。
    可能な限り、ご要望に沿えるよう手術を行います。
    症状が改善していない場合には再度手術を行うことは可能です。
    しかし、症状は改善しているが二重まぶたにしたいなど整容面の要望がある場合には自費診療で修正手術を受けることをお勧めします。

  • Q:眼瞼下垂の手術をした後はどうなりますか?

    A 手術後は眼が開けやすくなり、頭痛や肩こりなどの自覚症状が改善します。
    随伴症状は、必ずしもすべてが解消されるわけではありません。
    また、見た目の変化としてはおでこのしわが改善、黒眼の見える範囲も広がり、術前と比較し若々しい印象になります。

  • Q:眼瞼下垂の手術後に乱視はどうなりますか?

    A 眼瞼下垂の手術後に眼の見開きが変化し、まぶたと眼球の位置関係が変化するため、乱視の度合いが変化することがあります。
    その場合にはメガネなどの作り替えが必要になることがあります。

  • Q:眼瞼下垂の手術のデメリットはありますか?

    A 3~6か月と時間をかけて傷跡が目立たなくなっていく方がほとんどですが、傷跡が目立ってしまったりケロイドになってしまう可能性があります。
    ケロイド体質の方などは、手術と同時にケロイド治療を行うことがあります。

  • Q:眼瞼下垂の手術効果は永久的なものですか?

    A 永久的なものではありません。
    一度手術したからと言って、今後眼瞼下垂にならないというわけではありません。
    加齢の変化などによって、眼瞼下垂になることがあります。

  • Q:眼瞼下垂の手術でも二重幅などのデザインは決められますか?

    A ご希望のデザインがある場合は、可能な限りご希望に沿った形となるよう手術を行いますが、
    基本的には眼瞼下垂を治す手術(機能面の改善が目的の手術)となります。

症例写真

 
 

眼瞼下垂

性別 女性  
年齢 60代
施術名 眼瞼下垂症手術
施術日 2024年
施術ドクター
   
治療概要上:before
下:after 手術1か月後
眼瞼下垂症手術により 眼の開きを改善し、眠たそうな印象がなくなりました。
また、眼のチカラだけで眼を開くようになったことで眉の上りが改善されました。
施術費用 眼瞼下垂症手術(保険診療)
両側 約¥43,000
副作用・リスク 腫れ・内出血:1~2週間程度
左右差・瘢痕・感染・再発のリスク
 
 

二重切開

性別 女性  
年齢 20代 
施術名 二重切開(全切開)
施術日 2023年
施術ドクター 内田
   
治療概要上:before
下:after 手術1か月後
二重切開により、以前の埋没法の糸を抜去・黒目修正・余剰皮膚切除・脱脂を行い、 眼の開きを改善しました。
また、内側のラインを高くすることで目頭切開をしなくても平行二重になるようデザインをしています。
施術費用 二重切開(全切開) ¥330,000(税込)
埋没糸抜去・二重修正 ¥110,000(税込)
術後のお薬代込み
副作用・リスク 腫れ・内出血:1~2週間程度
左右差・瘢痕・感染のリスク
 
 

眼瞼下垂

性別 女性  
年齢 20代 
施術名 眼瞼下垂症手術
施術日 2022年
施術ドクター 内田
   
治療概要上:before
下:after 手術3か月後
眼瞼下垂症手術により 眼の開きを改善し、眠たそうな印象がなくなりました。
施術費用 眼瞼下垂症手術(保険診療)
両側 約¥43,000
副作用・リスク 腫れ・内出血:1~2週間程度
左右差・瘢痕・感染・再発のリスク
 
 

眼瞼下垂

性別 女性  
年齢 20代 
施術名 眼瞼下垂症手術
施術日 2023年
施術ドクター 内田
   
治療概要上:before
下:after 手術3か月後
眼瞼下垂症手術により 眼の開き、眠たそうな印象が改善されました。
施術費用 眼瞼下垂症手術(保険診療)
両側 約¥43,000
副作用・リスク 腫れ・内出血:1~2週間程度
左右差・瘢痕・感染・再発のリスク
 
 

眼瞼下垂

性別 女性  
年齢 20代 
施術名 眼瞼下垂症手術
施術日 2022年
施術ドクター 内田
   
治療概要上:before
下:after 手術3か月後
眼瞼下垂症手術により 眼の開き、眠たそうな印象が改善されました。
施術費用 眼瞼下垂症手術(保険診療)
両側 約¥43,000
副作用・リスク 腫れ・内出血:1~2週間程度
左右差・瘢痕・感染・再発のリスク
 
 

眼瞼下垂

性別 女性  
年齢 20代 
施術名 眼瞼下垂症手術
施術日 2022年
施術ドクター 内田
   
治療概要上:before
下:after 手術3か月後
眼瞼下垂症手術により 眼の開き、眠たそうな印象が改善されました。
二重幅を少し広げたい希望がありましたので、ご希望の幅でラインを形成しました。
施術費用 眼瞼下垂症手術(保険診療)
両側 約¥43,000
副作用・リスク 腫れ・内出血:1~2週間程度
左右差・瘢痕・感染・再発のリスク
 
 

眼瞼下垂

性別 男性
年齢 20代 
施術名 眼瞼下垂症手術
施術日 2022年
施術ドクター 内田
   
治療概要上:before
下:after 手術3か月後
眼瞼下垂症手術により 眼の開き、眠たそうな印象が改善されました。
施術費用 眼瞼下垂症手術(保険診療)
両側 約¥43,000
副作用・リスク 腫れ・内出血:1~2週間程度
左右差・瘢痕・感染・再発のリスク
 
 

目頭切開+二重切開

性別 女性  
年齢 20代   
施術名 目頭切開+二重切開
施術日 2023 
施術ドクター 二重切開:内田 目頭切開:栄  
   
治療概要上:before
下:after
目頭切開と二重切開、他院埋没糸の抜去により
眼の開きが改善し、はっきりとした二重ライン
華やかな目元になりました。
施術費用 両側目頭切開:¥220,000(税込)
両側二重切開+他院埋没糸抜去 ¥440,000(税込)
副作用・リスク 腫れ・内出血:1~2週間程度
左右差・瘢痕・感染のリスク
 
 

他院二重修正+眼瞼下垂(黒目修正)

性別 女性 
年齢 20代  
施術名 他院二重修正+眼瞼下垂(黒目修正)
施術日 2022
施術ドクター 内田 
   
治療概要上:before
下:after 1か月
他院での二重切開後の患者さま
二重切開の修正で二重幅をご希望の幅へ変更、
眼瞼下垂(黒目修正)により開きやすさ、眠たそうな印象が改善されました。 眼の開き、眠たそうな印象が改善されました。
施術費用 他院二重修正+眼瞼下垂(黒目修正)
両側 ¥440,000(税込)
副作用・リスク 腫れ・内出血:1~2週間程度
左右差・瘢痕・感染・再発のリスク
 
 

眼瞼下垂

性別 男性 
年齢 20代 
施術名 眼瞼下垂症手術
施術日 2021 
施術ドクター 内田 
   
治療概要上:before
下:after 1か月
眼瞼下垂症手術により
眼の開き、眠たそうな印象が改善されました。
施術費用 眼瞼下垂症手術(保険診療)
両側 約¥43,000
副作用・リスク 腫れ・内出血:1~2週間程度
左右差・瘢痕・感染・再発のリスク