やけどとは?
やけどは、熱湯や火などの熱いものに触れてしまい皮膚が損傷する状態です。熱傷とも言います。
やけどはⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度と3つに分けて表します。
原因
上記でも述べたようにやけどが起こる原因は、熱湯や油、ヒーターやホッカイロ等によるものが多いです。
症状
やけどの症状は大きく分けて3つに分類されます。
①Ⅰ度
皮膚が赤くなり少し腫れているような感覚があります。しかし、一般的には1週間程度で赤みは消失し跡に残ることなく完治します。
日焼けのような状態です。
②Ⅱ度
皮膚に水ぶくれが生じます。Ⅱ度の場合「浅いやけど」「深いやけど」に分類されます。
③Ⅲ度
いちばん深いやけどです。皮膚は硬くなったり黄白色に変色します。
皮膚の状態はケロイドのような状態になり跡に残ってしまいます。
治療法
やけどをした直後から治療を行うことが非常に大切です。
やけどをした部分を冷水で5〜30分程度冷やしてください。衣服を着ていて脱ぐことが不可能な場合は衣服の上からシャワー等で冷却してください。
①外用薬(保険診療)
やけどをした皮膚は免疫力が低下しているため細菌などに感染しやすい状態です。そのため、塗り薬などを使用し炎症を抑えます。
②外来手術(保険診療)
症状の度合いによってはやけどによって壊死した組織を切除する手術を行うケースもあります。