GLP-1とは、食後に血糖値が上昇すると、小腸から分泌されるホルモンの一種です。
分泌されると膵臓に働きかけ、血糖降下作用のあるインスリンを分泌します。この他に食欲抑制・体重減少の作用もあります。
「向いている方」と「向いていない方」について
向いている方
- 痩せたい方
- いろいろなダイエット法を試したがうまくいかなかった方
- 運動療法、食事療法が自分で出来ない方
向いていない方
- 糖尿病の方
- 肝・腎機能障害や膵炎の既往のある方
- 妊産婦・授乳中の方
「利点」と「欠点」について
利点
- 食欲抑制に伴い体重減少が望める
- 努力の必要がない
- 少ない食事量でも満腹感が持続する
欠点
- 起床時など、最初の飲食前の空腹時に服用し、服用後30分間は飲食が出来ない
副作用
- 急性膵炎、下痢、悪心・嘔吐、嘔吐を伴う激しい腹痛、腹痛、食欲減退、浮動性めまい、糖尿病網膜症、味覚異常などの副作用が起こる可能性があります。 胃腸症状(下痢、便秘、お腹の張り、胃のムカつき)は、使用してからはじめのうちにあらわれやすいと言われています。ほとんどの場合、使用を継続すると症状が落ち着きます。 低血糖(めまい、ふらつき、空腹感、冷や汗など)があらわれたときには、ブドウ糖の含まれた飲食物を摂取して安静にしてください。15分以上過ぎても症状がおさまらないときにはもう一度同じ物を摂取してください。
禁忌
- 妊娠中の方、2か月以内に妊娠を予定している方、授乳中の方
- 糖尿病の方
- 重度の胃腸障害(胃潰瘍、炎症性腸疾患など)がある方
- 膵炎や甲状腺疾患の既往歴がある方
服用方法
- 1日1回1錠を起床時など最初の飲食前に空腹時の状態で服用してください。
- 約120mLの水で服用し、服用後の飲食は30分経過してからにしましょう。
服用期間
- 2〜3か月
併用注意
- 糖尿病治療薬(必要量が変化する可能性あり)
- アルコール(副作用の増強)
- 甲状腺ホルモン(中枢神経系刺激作用の増強)
- 中枢神経刺激薬(幻覚・睡眠障害等の増強)
医薬品についての詳細
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
- リベルサスは医薬品医療機器等法において、2型糖尿病の効能・効果で承認されています。 しかし当院で行っている肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。
入手経路等
- 当院医師の判断のもと、国内の医薬品卸業者より国内の承認薬を仕入れています。
国内の承認医薬品の有無
- 国内で肥満治療の効能・効果で製造販売承認されているGLP-1製剤に「ウゴービ」があります。 またリベルサスを一般名とする医薬品は国内では2型糖尿病の効能・効果で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります。
諸外国における安全性などに係る情報
- GLP-1受容体作動薬の注射製剤が米国FDAで肥満治療薬として承認されています。
料金
【リベルサス 3㎎ 30日分】 | ¥9,000(税込¥9,900) |
【リベルサス 7㎎ 30日分】 | ¥21,000(税込¥23,100) |