ビマトプロスト点眼液は、体内の生理活性物質プロスタマイドF2α類似の化学構造をもつプロスタマイド誘導体製剤です。
眼圧を下げ、緑内障において視野の悪化を抑える効果があり緑内障点眼薬として使用されております。
まつ毛の毛包に直接作用し毛周期における成長期を延長さることが分かり、全米FDA(アメリカ食品医薬局)でも「まつ毛の育毛剤」として認められている成分です。
ビマトプロストは、睫毛(しょうもう)貧毛症(まつ毛が不十分であったり不足していることを特徴とする疾患)のまつげの長さ、太さ、濃さを改善するために開発された医療用医薬品です。
日本の厚生労働省がまつ毛貧毛症(睫毛貧毛症)治療薬として、効能・効果および安全を承認した成分です。
「向いている方」と「向いていない方」について
向いている方
- 睫毛が少ない方
- 睫毛が短い方
向いていない方
- 毎日ケアするのが面倒なかた
利点と欠点
利点
- 睫毛の長さ、太さ、濃さが変わる
欠点
- 目周りがくぼむ
- 下瞼の産毛が濃くなる
リスク・副作用
- 虹彩色素過剰、眼瞼溝深化、充血、かゆみ、目の乾き、色素沈着、目の周りの多毛を生じる場合があります
禁忌
- 眼疾患のある方
使用方法
1.夜、メイクを落とし、清潔な状態な使用してください。コンタクトレンズを装着している場合は外してから使用してください
2.アプリケーターまたは細めの綿棒にビマトプロスト1滴をつけます。
3.アイラインをひくように、上まつ毛の生え際を目頭から目尻にかけて塗布します。
※下まぶたは皮膚が薄く、色素沈着を起こしやすいため直接の塗布は避けてください。上まつ毛の生え際への塗布により下まつ毛の生え際にも付着する為、上下のまつ毛に効果を実感できます。
※アプリケーターや綿棒は使いまわしせず、新しいものに取り替えて下さい。 ※液が生え際以外についた場合、ティッシュなどですぐに拭き取って下さい。
※塗る回数を増やしても効果が高くなるわけではありません。
※塗布後、15分以上あけてからコンタクトを装着して下さい。
まつげ美容液
施術内容 | 元々は緑内障治療薬です。副作用を美容に応用し睫毛を太く、長く、濃くする作用が期待出来ます |
使用機器 | ビマトプロスト点眼液 |
承認状況 | 国内承認 |
副作用・リスク | 虹彩色素過剰、眼瞼溝深化、充血、かゆみ、目の乾き、色素沈着、目の周りの多毛などが生じる可能性があります |
平均的な費用 | 5,000(税込5,500円)/本 |
平均的な治療回数 | 3か月 |
入手経路 | 当院医師の判断のもと、国内の医薬品卸業者より国内の承認薬を仕入れています。 |
国内の承認医薬品等の有無 | 同程度の効能・効果で承認されている国内承認医薬品薬剤はグラッシュビスタです |
諸外国における安全性等に係る情報 | ビマトプロストは、まつ毛貧毛症の治療薬として、アメリカのFDA(食品医薬品局)が世界で初めて承認したルミガンのジェネリック製品です。諸外国で重篤な安全性情報の報告はありません。 |