炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)

水に対して吸収される医療用の炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)「アキュパルス」を使用します。
炭酸ガスレーザーとは、エネルギーはほぼ皮膚表面で吸収され、周辺組織への影響を少なく抑えつつ、照射部位の細胞内水分を一気に気化・蒸散させ細胞を破壊し、同時に周辺を凝固させ止血も出来るので様々な治療に使用されます。
アキュパルスでは、フォーカスビームで瞬時にスキャンすることにより、熱による周辺組織へのダメージを抑え、迅速かつ確実に組織の回復を図ることができます。また、きわめて薄い蒸散により照射部位に応じた一層毎の正確な蒸散コントロールが可能です。

炭酸ガスレーザー

 

またエネルギー密度が低い場合は蛋白凝固や熱変性により、照射部位の止血を行うこともできます。
ほくろやいぼ、脂漏性角化症、脂腺増殖、皮膚の凹凸、瘢痕、傷跡などの治療に使用します。

「向いている方」と「向いていない方」について

向いている方

    • 脂漏性角化症や脂腺増殖症等といった隆起したものを平らにしたい人
    • ほくろのように細胞自体を取らないと無くならないものを取りたい人

向いていない方

  • ケロイド体質の方

「利点」と「欠点」について

利点

  • 隆起しているほくろ、脂漏性角化症や老人性脂腺増殖症・汗管腫などを取る事が出来る。
  • 刺青が入っている皮膚を削ることで色素を減らす事が出来る。

欠点

  • 場所や体質によって傷がケロイド状になることがある。(深めに削ってしまうと、特に胸・肩・上腕・膝など、ケロイドの好発部位はケロイド状になってしまうことがある。またケロイド体質の人も同様。)
  • 症状によっては治療回数が数回かかる。(一回で治療をしようとすると、ほくろの原因である母斑細胞や刺青が深くまである場合、深く削ってしまうと凹みが治らなかったり、場所や体質によってはケロイド状になったりすることがある。)

炭酸ガスレーザー(CO2)治療の施術方法

  1. 消毒し、麻酔の注射をする
  2. レーザーを照射する
  3. 軟膏とテープで保護する

施術内容の詳細

手術時間 約10分
術後の通院 10~14日後

ダウンタイム詳細

傷の赤み 凹みや赤みが3〜6ヶ月
腫れ 照射直後から1~2日程度照射部位がヒリつく
洗顔 当日から可能(テープの上から)
化粧 当日から可能(テープの上から)
シャワー 当日から可能(テープの上から)
入浴 当日から可能(テープの上から)
運動 当日から可能
その他 2週間は軟膏とテープで保護し、その後は日焼け予防を最低3ヶ月は行う
上記は一般的な経過であり、個人差があります。

料金

炭酸ガス治療(1mm)(症状次第で保険適応あり) ¥3,000(税込¥3,300)
※別途テープ代¥400〜500がかかります。

Co2レーザー

施術内容 Co2レーザーを照射し、イボ・ほくろを蒸散させることで除去する施術です
使用機器 アキュパルス
承認状況 国内承認
副作用・リスク 施術後の痛み、色素沈着、赤み、痂皮形成などを生じる可能性があります
平均的な費用 3,300/1mm(範囲によって変動)
平均的な治療回数 1回
入手経路 当院医師の判断のもと、国内正規代理店を通して輸入したものです
国内の承認医薬品等の有無 承認のあるルミナス社のアキュパルスを使用しています。