タトゥーを手術で取り除く方法です。
手術による方法は3つで皮膚を切り取る切除、皮膚を削り取る削皮、皮膚を削り新たな皮膚を移植する植皮があります。
大きさやタトゥーの部位、治療期間など患者さまに合わせて治療法をご案内します。
「向いている方」と「向いていない方」について
向いている方
- タトゥーを早くなくしたい人
向いていない方
- ケロイド体質の方。(特に上腕や胸、背中など、ケロイドの好発部位はケロイドとなる可能性がかなり高い。)
- 大きい傷を残したくない方。(タトゥーを除去する場合、タトゥーよりも大きい傷が残る。また、範囲や形によっては段差が目立つ場合がある。)
「利点」と「欠点」について
利点
- 切除:短期間での治療が可能
- 植皮:大きなタトゥーを除去出来る
- 削皮:分割切除が必要なタトゥーも一度の手術で除去出来る、一番安価に除去出来る
欠点
- 切除:白く線上の傷が残る。無理に大きいサイズのタトゥーを切除した場合は皮膚が突っ張る感じがしたり、傷幅が大きくなったりする場合がある。 (可動によって皮膚が大きく伸ばされる部分やケロイド好発部位は、特に注意が必要である。)
- 植皮:除去した部分が火傷跡のように残る、移植のために採皮した部分にも傷跡が残る
- 削皮:皮下組織(脂肪層)まで墨が入っている手彫りのタトゥー(刺青)は、削り切ることが出来ないため色味が残る 傷跡が目立つ
タトゥー除去手術の施術方法
切除:
- マーキングする。
- 消毒し、注射の麻酔をする。
- 皮膚をマーキングのラインに沿って切る。
- 皮膚を縫合する。
植皮:
- マーキングする。
- 消毒し、注射の麻酔をする。
- タトゥーの入っている皮膚をマーキングのラインに沿って削り取る
- タトゥーの入っていない皮膚(太もも等)から皮膚を採皮(削り取る)する
- 採皮した皮膚を専用の機械でメッシュ状にする
- タトゥーの入っていた部分に採皮した皮膚を移植する
削皮:
- マーキングする
- 消毒し、注射の麻酔をする
- 皮膚をマーキングのラインに沿って削り取る
施術内容の詳細
手術時間 | 30~60分(範囲により変動) |
ダウンタイム | 切除:1-2週間程度 削皮・植皮:2〜4週間 |
抜糸 | 切除:1週間〜10日後 植皮:2週間程度 削皮:抜糸なし |
術後の通院 | 切除:1週間後(抜糸)、1ヶ月後、3ヶ月後 植皮:2.3日後、1週間後、1か月後、2か月後 削皮:2.3日後、1週間後、1か月後、2か月後 |
ダウンタイム詳細
傷の赤み | 3~6ヶ月 |
腫れ | 術野周辺に軽度打撲程度の腫れ |
洗顔 | 当日から可能(顔に傷がある場合は傷を濡らさなければ可) |
化粧 | 当日から可能(顔に傷がある場合は傷を避ければ可) |
シャワー | 当日から可能(傷がある場合は傷を濡らさなければ可) |
入浴 | 1週間後から可能 |
運動 | ウォーキング程度なら当日から可能(傷の部位やサイズによってはテンションがかかる為、突っ張り等が ある場合は抜糸後から可能) |
その他 | — |
上記は一般的な経過であり、個人差があります。 |
料金
タトゥー除去手術(1㎝) | ¥21,000(税込¥23,100)範囲により変動 |