性感染症とは?
性感染症(性病)は、STDとも呼ばれ性行為を行うことで感染する病気です。
誰にでも発症する可能性があるウイルスで、感染経路は「性行為」です。そのため日常生活で感染する心配はありません。
原因
性病(STD)に感染している人との性行為が原因となり発症します。
症状
性病には「クラミジア」「トリコモナス」「カンジダ」「梅毒」などさまざまな種類があります。そのためその種類によって症状はそれぞれ異なります。
症状が無くても進行するものもあれば、不妊症の原因になる場合もあるので注意が必要です。
治療法
症状がない場合でも、感染している場合もあります。そのため「検査」を受けることが大切です。
また、発症している病気によっても治療法箱となりますが、塗り薬や内服薬を使用する場合がほとんです。
脂漏性皮膚炎とは?
頭皮、顔、髪の生え際(皮脂の分泌が盛んな部分)に赤いかゆみのある湿疹ができるものです。乳児期と思春期以降の成人が多く発症すると言われています。
思春期以降に起こる脂漏性皮膚炎は、慢性的で再発するケースが多いです。
原因
原因は今のところわかっていません。しかし、シャンプーや洗顔がきちんとできていなかったり生活習慣だったり、ホルモンバランスの乱れだったりとさまざまな見解があります。
症状
頭皮、顔、髪の生え際(皮脂の分泌が盛んな部分)に赤いかゆみのある湿疹やフケが生じます。
治療法
①生活指導
シャンプーや洗顔の徹底を行います。
しかしそれらが原因で症状が発症している場合もあるため診察で治療方針を選択します。
②外用薬
抗菌剤を含む外用薬やステロイド軟膏などを使用し治療を行います。
円形脱毛症とは?
円形脱毛症は円形や楕円形に髪の毛が抜け落ちてしまう症状です。いきなり髪の毛の一部が抜け落ちると言われています。
症状がどんどん進行していくと脱毛の範囲は広がっていきます。進行するスピードはAGAと比較しても非常に速いです。
原因
円形脱毛症が起こる原因はさまざまです。
①ストレス
人間はストレスを感じると交感神経の動きが活性化します。その動きは抱えきれないほどのストレスを感じると体に異常をきたすと言われています。それにより血管が収縮し、毛根に必要な栄養が届かず脱毛が起こってしまうのです。
②ホルモンの変化
主に、女性の場合出産後に円形脱毛症が起こりやすいと言われています。もともと女性ホルモンは発毛を促す作用があります。その分泌量が出産によって減ってしまい脱毛してしまうのです。
症状
円形や楕円型に髪の毛が抜け落ちます。
治療法
自然に治っていく場合もありますが以下の治療を行います。
①外用薬
軽症な場合は育毛剤・ステロイドを使用します。
②内服薬
症状の進行具合などにもよりますが、抗アレルギー作用のある内服薬、ステロイド内服薬を使用します。
③局所注射
円形脱毛を発症している部位にステロイド注射を行います。
扁平苔癬(へんぺいたいせん)とは?
扁平苔癬は赤色や紫色の盛り上がった発疹ができてしまう病気です。再発性の病気でもあります。
原因
扁平苔癬が起きてしまう原因として薬剤や化学物質、感染症微生物が関連してると可能性があると言われています。薬剤に対しての免疫系反応であるといった見解もあります。
症状
発疹ができ、かゆみを伴い体の両側に現れます。手首の内側や足、陰部が最も症状が現れやすいです。また、この病気を発症した半数以上は口内にも症状が現れます。
治療法
外用薬を使用します。免疫抑制薬(ステロイドなど)を使用し症状に合わせて適宜治療を行います。
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは?
掌蹠膿疱症は、手の平、そして足の裏などに水疱ができたり膿を持つ水ぶくれができたりを繰り返す病気です。それらの中に菌はないので人に感染する恐れはありません。
1日20本以上20年以上の長期喫煙者に多く見られると言われています。
原因
はっきりとした原因は解明されていません。しかし、「喫煙」「扁桃炎」「歯周病」「金属アレルギー」「便秘」「ストレス」などが関わっているといった見解があります。
症状
上記でも述べたように、手の平、そして足の裏などに水疱ができたり膿を持つ水ぶくれができたりします。肘や膝、そして頭などにも症状が現れるケースもあるのです。
治療法
①生活指導
大きく関わってくると言われている「喫煙指導」や「口腔内の清潔」などの徹底を行います。
②外用薬
症状によって異なりますが、基本的にはステロイドやビタミンD3の軟膏を使用します。
うおのめとは?
うおのめは、硬くなった角質の塊が足の裏などにできてしまう症状です。靴を履くことでできやすく、また歩くとうおのめの芯(皮膚の奥深くにできた角質の塊)が圧迫され、痛みを伴うのです。
原因
自身の足に合っていない靴が大きな原因と言われています。小さい靴を履いていたりハイヒールを履いていたりすると足や足の裏に負担がかかります。そして圧迫され続けることで皮膚がどんどんと硬くなりうおのめになっていくのです。
症状
足裏の皮膚の一部が硬くなり、押すと痛みが出ます。
治療法
皮膚が厚くなってしまった部分を削ります。このように痛みをとるための保存的治療を行うのです。
やけどとは?
やけどは、熱湯や火などの熱いものに触れてしまい皮膚が損傷する状態です。熱傷とも言います。
やけどはⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度と3つに分けて表します。
原因
上記でも述べたようにやけどが起こる原因は、熱湯や油、ヒーターやホッカイロ等によるものが多いです。
症状
やけどの症状は大きく分けて3つに分類されます。
①Ⅰ度
皮膚が赤くなり少し腫れているような感覚があります。しかし、一般的には1週間程度で赤みは消失し跡に残ることなく完治します。
日焼けのような状態です。
②Ⅱ度
皮膚に水ぶくれが生じます。Ⅱ度の場合「浅いやけど」「深いやけど」に分類されます。
③Ⅲ度
いちばん深いやけどです。皮膚は硬くなったり黄白色に変色します。
皮膚の状態はケロイドのような状態になり跡に残ってしまいます。
治療法
やけどをした直後から治療を行うことが非常に大切です。
やけどをした部分を冷水で5〜30分程度冷やしてください。衣服を着ていて脱ぐことが不可能な場合は衣服の上からシャワー等で冷却してください。
①外用薬(保険診療)
やけどをした皮膚は免疫力が低下しているため細菌などに感染しやすい状態です。そのため、塗り薬などを使用し炎症を抑えます。
②外来手術(保険診療)
症状の度合いによってはやけどによって壊死した組織を切除する手術を行うケースもあります。
ヘルペスとは?
ヘルペスは、ヘルペスウイルスが皮膚や口などに感染することで痛みを伴う水ぶくれのようなものが現れる感染症です。
症状
初期段階では、口や口周りなどに違和感やかゆみなどが伴います。また、むずむずとした感覚があると言われています。その後、赤く腫れ、痛みを伴う水ぶくれができるのです。
無症状の場合もあれば、高熱など全身症状を起こす場合もあります。
また再発した場合はかさぶたができ症状は2週間ほどで治るでしょう。
原因
ヘルペスができる原因として幼少期に気づかずに感染したヘルペスウイルスが挙げられます。そのウイルスが体に潜伏していて、ストレスや風邪などで免疫力や抵抗力が落ちた際などに症状が現れると言われているのです。
治療法
内服薬や外用薬を使用します。
ウイルスは体内に潜んでいるので再発しやすいのです。そのため飲み薬によってウイルスの勢いを抑制します。
帯状疱疹とは?
帯状疱疹は、体の左右どちらかに帯状の赤い斑点ができる病気です。小さな水ぶくれのようになっていてピリピリとした痛みが走ります。
幼少期に感染したことのある水ぼうそうと同じウイルスが何らかの影響で体の免疫力が下がった際再活性化して起こるのです。
原因
上記で説明したように、ヘルペスウイルスの一種でもある水痘・帯状疱疹ウイルスが原因で発症します。
このウイルスは幼少期に初めて感染すると14日程度の潜伏期間を経て水ぼうそうという病気になります。
しかしそれで終わりではありません。ウイルスは潜伏し続けて消失しません。その結果、ストレスだったり疲れだったりがたまると免疫力が低下し再びウイルスが出現し「帯状疱疹」が起こるのです。
症状
胸や腹部、背中など体の左右どちらかに神経痛のような症状が起こります。触るとピリピリした感覚です。その後は、発疹や水ぶくれが帯状に出現します。
痛みが強く日常生活を送ることが難しい場合もあります。
また、重症化してしまうとウイルスが身体中に影響を及ぼし、広範囲に発疹が現れてしまうケースもあります。
治療法
①内服薬
内服薬でウイルスを消滅させます。
体への影響を受けやすいため薬の量は調節する必要があります。
②外用薬
塗り薬自体でウイルスの消失はできないですが、水泡の悪化を防ぎます。
水虫とは?
水虫は白癬菌というカビの一種が皮膚の角質層に入り込むことによって起こる皮膚の病気です。
その白癬菌は約90パーセントが足で繁殖しやすいと言われています。
また、水虫と診断された人から落ちる角質の中でも白癬菌は生きているため、それを素足で踏むことで菌が付着し、うつってしまう確率もあるのです。
原因
水虫は長時間同じ靴を履いたり、運動をして汗をかいたりした足に起こりやすいです。このような「高温多湿」の場所で起こりやすく菌が増殖してしまうことで水虫になると言われているのです。
また、上記説明でも述べたようにもともと水虫を持っている人から落ちた角質などを踏み、それを洗い流し切れていないことで菌が繁殖し水虫になってしまうケースも考えられます。
症状
①趾間びらん型
初期段階で起こります。足の指の間にできやすく、皮膚がただれたりはがれたりします。
②小水疱鱗屑型
こちらも初期段階ですが、症状が出るのは足裏です。水疱ができ強いかゆみを伴います。
③角質増殖型
趾間びらん型や小水疱鱗屑型の状態を放置していて悪化した状態です。このような状態になると皮膚が厚くなったりひび割れたりして痛みを伴います。
治療法
①外用薬
塗り薬で治療を行います。
②内服薬
塗り薬での治療が難しい、治らないといった場合は内服薬を使用します。
薬によっては飲み合わせなどで副作用を起こしてしまうこともあるため、医師に相談することが大切です。