内科 保険診療

以下のような症状がある方はお気軽にご来院下さい。

不眠症

「眠れない(不眠)」は、うつ病・うつ状態の代表的な症状でもある一方、ストレスの影響や睡眠環境など、様々な原因で起こりえる症状でもあります。また、不眠が続くことが、ストレスや疲労の蓄積をもたらし、うつ病等の悪化要因になることも見られます。
そのため、不眠は、早めにご相談、対策をすることが、良いと考えられています。

睡眠の障害には様々なものがあり、不眠症もその中の一つです。不眠症は様々な原因で睡眠の時間の短縮や睡眠の質の低下により、生活に支障をきたす状態をいいます。「寝つきが悪い」「眠っても何度も目がさめる」「熟睡できない」などの訴えがあり、慢性化している不眠症の方は、昨今、増加傾向にあります。

不眠の原因にの主な理由として次の5つが挙げられます。身体の不調、環境の変化、精神的ストレス、心の病気、薬やアルコールです。不眠症で悩んでいる場合はこれらの項目をチェックしてみることが必要です。

これらの原因の中でもとても多いのが、精神的なストレスによる不眠症です。数日間でストレスや緊張が緩和され、眠れるようになる一過性の不眠であれば良いですが、1ヵ月以上続いてしまうような長期性の場合は早急にご相談ください。不眠が原因で喘息や心不全などの内科的病気にもなってしまう可能性もあります。早期に治療を開始することが重要です。

胃腸炎

感染性胃腸炎とは、主にウイルスなどの微生物を原因とする胃腸炎の総称です。

原因となるウイルスには、「ノロウイルス」、「ロタウイルス」、「サポウイルス」、「アデノウイルス」などからの経口感染によって起こり、主な症状は腹痛、下痢、嘔吐、発熱などの症状をきたします。ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、人から人へ感染する場合と、汚染した食品を介しておこる食中毒に分けられます。

合併症としては、脱水と電解質異常で、二次的に急性腎不全、ショック、重症不整脈などが起こることもあります。対症療法が中心となります。脱水を防ぐために、水分補給をしっかり行ない、消化に良いうどんやお粥などを摂取し、きちんと休養をすることです。

下痢の場合は、整腸剤、吐気や脱水に対しては、吐き気止めや点滴を行ないます。下痢が続く場合は、下痢止めは使用せずに整腸剤などの薬剤を使って胃腸の調子を整え、胃腸内に留まっている細菌やウイルスの排出を促していきます。

原因となっている細菌やウイルスによって異なりますが、短くて2~3日、長くて1週間程度で回復します。症状がなくなっても、便の中には1週間ほどウイルスが排泄されますので、感染予防はしっかりと行ないましょう。

便秘症

便秘とは本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態をいい、排便回数の減少、固く乾燥した糞便、排便時のいきみや苦痛、腹痛や腹部圧迫感、直腸充満感、排便後の残便感などがあげられます。

便秘の原因には、腸管に何らかの狭窄がある器質性便秘と、それ以外の食事や運動、環境の変化、ストレスなどの機能性便秘に分けられます。さらに他疾患による症候性便秘や薬剤による便秘もあります。

検査や治療で精密検査が必要と判断した場合は専門病院への紹介も行っています。

ピロリ菌

ヘリコバクター・ピロリ菌(以下、ピロリ菌)は、子供の時に胃の中に感染し、胃、十二指腸潰瘍の原因だけなく、胃がん発生の最大要因と言われています。胃がんのリスクは国立がんセンターの報告でピロリ菌感染者は非感染者の5.1倍という報告があります。

日本人では50歳代以上で70%がピロリ菌に感染しているといわれています。

保険適応としては、胃カメラで、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍がある場合にピロリ菌感染を調べる検査が認められています。しかし、自費であれば内視鏡検査を受けずに、ピロリ菌だけを検査することが可能です。

逆流性食道炎

「むねやけ」が起こりやすい人には、脂肪分の多い食事をとる、高齢である、胃の手術を受けたことがある、肥満や妊娠・背中の曲がりなどでおなかが圧迫される、などの傾向があります。

また、最近では胃潰瘍の人がピロリ菌除去治療で治った後、胃酸分泌が活発になることで、むねやけを訴えることがあると言われています。原因となる胃酸の分泌を抑える薬をはじめ、粘膜保護剤、胃酸を中和するなどし治療します。

尿道炎

性交渉などで尿道に菌などが侵入することで炎症が起きた状態です。一般的にクラミジア・淋菌が大多数を占めます。

症状はトイレが近い、トイレの時に尿道がムズムズする、尿道の痛み、尿道から分泌物が出るなどの症状がでます。全く症状がでないこともあります。クラミジアは淋菌と比べると、症状が乏しくパートナーの感染で気づくことも多いです。

まずは尿検査を行います。加えて尿にクラミジアや淋菌がいないかを調べる精密検査を行います。この検査は結果が出るまで数日かかるため後日結果を報告いたします。症状があれば抗生物質による治療を行います。 淋菌の可能性がある時は、点滴での治療が必要です。

 

ワクチン

当クリニックでは、下記のワクチンをお取扱いしています。日々の健康管理や海外渡航前の感染症予防にお役立てください。
ご希望の方は来院前にお問い合わせいただけますようお願いいたします。

○A型肝炎ワクチン

感染者の便で汚染された飲食物の経口摂取、感染者との接触。衛生状態の悪い国や地域への渡航者。
(不活化ワクチン)2~4週間隔で2回、長期の抗体維持には6ヶ月後に追加接種1回。
2回接種で数年、3回で5年以上。

○B型肝炎ワクチン

感染者との接触、血液、体液に暴露。母子感染。 医療従事者。
流行地域への長期滞在者。(輸血など医療行為による感染の危険あり)
(不活化ワクチン)4週間隔で2回、6ヶ月後に追加接種1回 個人差あり。抗体を獲得しづらい人もいる。抗体産生が確認されれば追加接種不要。

○破傷風トキソイド

野外活動時の創傷、刺傷。(傷口から土が入る場合) 海外長期滞在者。野外活動、救援活動をする場合。
(不活化ワクチン)3~8週間隔で2回。1年後に追加接種1回。以降10年毎。 10~20年

○日本脳炎ワクチン

日本脳炎ウィルスを持つ蚊の吸血。
東南アジアの郊外や農村部への長期滞在者
(不活化ワクチン)1~4週間隔で2回。1年後に追加接種1回。
小児期に基礎接種を終了している場合は基本的に追加接種1回。
4~5年

○肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌の吸入や鼻腔への保菌者からの感染
肺炎の重症化のリスクが高い人、65歳以上の高齢者や免疫疾患の患者さん
(不活化ワクチン)1回接種 5年間(2回まで接種可能)

○インフルエンザワクチン

感染者からの飛沫感染
インフルエンザワクチンに対する禁忌がないすべての人
(不活化ワクチン)1年に1回接種 約5ヶ月間

○麻疹ワクチン

感染者からの空気感染
麻疹にかかったことがなく、ワクチンも受けたことがない人。
(生ワクチン)成人免疫低下の場合の追加接種1回 約20年

○風疹ワクチン

感染者からの飛沫感染
風疹にかかったことがなく、ワクチンも受けたことがない人。
(生ワクチン)成人免疫低下の場合の追加接種1回 約20年

○MRワクチン

(麻疹、風疹2種混合)
感染者からの空気・飛沫感染
麻疹、風疹にかかったことがなく、ワクチンも受けたことがない人。
(生ワクチン)成人免疫低下の場合の追加接種1回 約20年

○おたふく(ムンプス)

感染者からの飛沫感染
おたふくにかかったことがなく、ワクチンも受けたことがない人。
(生ワクチン)成人免疫低下の場合の追加接種1回 8年以上

○水痘ワクチン(水ぼうそう・水疱瘡)

感染者からの空気感染
水痘にかかったことがなく、ワクチンも受けたことがない人。
(生ワクチン)成人免疫低下の場合の追加接種1回 10~20年

 

・妊娠中は原則的にワクチンの接種ができませんがインフルエンザウイルスワクチンは妊婦さんにも推奨されていますので接種が可能です。
・化学療法やステロイドなどの免疫を低下させる治療をお受けになっている方は、接種が可能か主治医に確認してください。

 

<予防接種の副作用について>
1.軽い副作用:注射部の発赤や腫れ、かゆみなどがおこることがありますが通常は自然におさまるので問題なく様子をみていればよいですが、反応が強い場合はご連絡ください。
2.強い副作用:きわめてまれですが接種して30分から1時間以内に強いアレルギー反応が起こり、蕁麻疹や呼吸困難、血圧低下などがおこることがあります。この場合は緊急で治療が必要です。注射後1時間はご自身で経過観察を行いもし症状が出るようでしたらすぐに病院にご連絡ください。

<予防接種後の注意>
予防接種終了後1時間くらいは、しばらくご自身で経過観察を行うようにしてください。きわめてまれではありますが、重篤な副反応(アナフィラキシー)は通常30分以内に起こるという理由からです。
本日の入浴は差し支えありませんが、激しい運動は避けてください。接種後に副反応と思われる症状が出現した場合やご心配なことがありましたら場合は、当クリニックまでご連絡ください。

 

貧血

貧血とは血液中の酸素を全身に運搬する赤血球にある血色素(ヘモグロビン)量が正常より少なくなった状態のことです。
貧血の症状は立ちくらみ、息切れ、めまい、ふらつき、頭痛、動悸、疲労感と様々です。俗にいう立ちくらみ=貧血ではありません。さらに悪化すると、冷え性、肌にしみ、抜け毛、異食症(氷など)といった症状も出現します。また、貧血があると心臓に負荷がかかることも知られています。
貧血には様々な種類がありますが、一般的には鉄欠乏性貧血が多いです。特に女性は月経で毎月出血することから、鉄欠乏性貧血になりやすく、女性の約9%は鉄欠乏性貧血といわれています。男性は女性より貧血になりにくいですが、男性で貧血がみられる場合は、他の重大な病気が隠れていることがあります。症状がないからといって、貧血を放置することは危険です。当クリニックでは適切な検査や治療を提供いたします。

インフルエンザ

一般的な風邪と似ていますが、38℃以上の発熱や咳、のどの痛み、全身の倦怠感や関節痛、筋肉痛などの全身症状があらわれることが特徴です。高齢者や小児では、肺炎や脳炎などに進行したり重症化しやすいことも知られています。

1月~2月に流行のピークになりますが、年によっては4月、5月まで散発的に流行したり、ウイルスの型によりピークの時期が異なることもあります。インフルエンザは症状が出てからの経過時間によって、検査や治療が変わってきます。受診されたタイミングに合わせて検査や治療薬の処方を行っていきます。

感染予防や重症化予防にはワクチンが有効です。ワクチンの効果持続期間は一般的に5年程度であり、流行するウイルスの型も毎年変わるので、ワクチン接種は毎年必要になります。

当院でもインフルエンザのワクチン接種を行っております。流行時期を考えて、例年11月前後の接種をお勧めします。

 

高尿酸血症・痛風

血清尿酸値が高い状態を高尿酸血症といいます。尿酸が高い状態が長く続くと、血液に溶けきらなかった尿酸が結晶になって関節に沈着し、急性関節炎を引き起こします。この関節炎は「風があたっても痛い!」というほど痛いことから、痛風と呼ばれています。

尿酸値が高くなるほど、また高い期間が長期間であるほど痛風になるリスクは高まります。

また、高尿酸血症は高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病を合併することが多く、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中などの致命的な病気のリスクを高めます。その他、尿管結石や腎機能低下の原因になることもあります。

痛風発作時には、痛みや炎症を抑える薬を使います。尿酸値が高い状態が続く場合には、尿酸を下げる薬の服用が有効です。痛風発作が疑われる場合、高尿酸血症を指摘された場合など、いつでもお気軽にご相談ください。

 

膀胱炎

膀胱炎とは尿を貯める膀胱が炎症を起こしている病気です。一般的には、細菌が膀胱で増殖することによって起こります。女性は尿道が短く、細菌が膀胱まで簡単に到達してしまうため、膀胱炎は女性に多い病気です。

トイレに行くのを長時間がまんすると発症のリスクが高まります。症状としては、排尿痛、頻尿、残尿感、尿意切迫感、下腹部痛、尿の混濁などがみられます。発熱はほとんどみられません。

症状から膀胱炎を疑い、尿検査をすることで診断することができます。治療は、炎症の原因となっている細菌を殺すための抗生剤の飲み薬を内服します。また、治療中は十分量の水分を摂取し、たくさん尿を出すことによって、膀胱で増殖した菌を尿とともに体外へ排出するようにします。

治療をすれば、通常は3日~7日程度で治ることがほとんどですが、原因になっている菌が抗生剤に耐性をもっていたりすると治りが悪い場合があります。そのような場合は薬の変更が必要となりますので、お早めにご相談ください。

頻尿、過活動膀胱

頻尿とは、尿が近い、尿の回数が多いという症状です。一般的には、朝起きてから夜寝るまでの排尿回数が8回以上の場合を頻尿といいます。頻尿の原因は様々あり、過活動膀胱、前立腺肥大、膀胱炎、尿路結石といった泌尿器科疾患や糖尿病、うっ血性心不全などの内科疾患も頻尿の原因になります。

頻尿の原因として多い過活動膀胱とは、膀胱に十分に尿が溜まっていないのに、膀胱が勝手に収縮してしまう病気で、急に尿がしたくなって我慢ができなかったり、トイレに何回も行くようになります。脳や脊髄の病気が原因で膀胱のコントロールが効かなくなることもありますが、老化現象や原因が不明のことも少なくありません。

治療には、主に薬を飲む薬物療法と膀胱訓練、骨盤底筋体操といった行動療法があります。
頻尿の原因として、様々な病気が隠れている可能性があります。水分摂取などの心当たりがないのに、最近トイレの回数が多いことが気になるといったお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

健康診断(雇入れ時、定期)

労働安全衛生法では事業者は、労働者に対し、健康診断を行なわなければならないと規定しています。これは、雇入時および従業員に対して年1回以上行う必要があります。
法律で定められている検査項目は以下になります。

雇入れ時の健康診断 定期健康診断
1 既往歴及び業務歴の調査 1 既往歴及び業務歴の調査
2 自覚症状及び他覚症状の有無の検査 2 自覚症状及び他覚症状の有無の検査
3 身長、体重、腹囲、視力及び聴力の検査 3 身長(※)、体重、腹囲(※)、視力及び聴力の検査
4 胸部エックス線検査 4 胸部エックス線検査(※) 及び喀痰検査(※)
5 血圧の測定 5 血圧の測定
6 貧血検査(血色素量及び赤血球数) 6 貧血検査(血色素量及び赤血球数)(※)
7 肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP) 7 肝機能検査(GOT、GPT、γ―GTP)(※)
8 血中脂質検査(LDLコレステロール,HDLコレステロール、血清トリグリセライド) 8 血中脂質検査(LDLコレステロール,HDLコレステロール、血清トリグリセライド)(※)
9 血糖検査 9 血糖検査(※)
10 尿検査(尿中の糖及び蛋白の有無の検査) 10 尿検査(尿中の糖及び蛋白の有無の検査)
11 心電図検査 11 心電図検査(※)

 

(※の項目は、年齢による省略と、基準に基づく医師の判断による省略が可能です)

当クリニックでは、雇入れ時の健康診断ならびに定期健康診断の法定項目を実施しております。1人からの受診でも受け付けておりますので、お気軽にお申し込みください。

 

かぜ症候群(急性気道感染症)

かぜは上気道(鼻からのど)の急性の炎症による症状を呈する疾患の総称であり、時として下気道(気管から先)にまでその炎症が波及することもあります。その大半がウイルス感染症であり、辛い症状を和らげるために症状に合わせた薬などを処方いたします。

ウイルス感染以外ではA群β溶血性連鎖球菌(以下溶連菌)に代表される急性咽頭・扁桃炎など、細菌感染によるものも存在するため、溶連菌迅速キットによる検査を行うなどし、必要と考えられる場合には抗菌薬も処方致します。また、症状に応じて肺炎を除外する目的で胸部レントゲン検査や、抗インフルエンザ薬使用の対象となるインフルエンザウイルス感染に関しても、迅速キットによる検査を行っております。

花粉症

スギやヒノキ、雑草などの花粉が原因となって鼻水・鼻づまり・くしゃみ・目のかゆみなどのアレルギー症状を引き起こす疾患です(季節性アレルギー性鼻炎・結膜炎ともいい、ダニやハウスダストなどにより引き起こされる通年性のものと区別されます)。

スギを含む様々な花粉やアレルゲンに対して、抗体をそれぞれどれくらいもっているかを調べる特異的IgE検査(RAST)も行っており、症状の内容や程度に合わせて適した治療(内服・点鼻・点眼薬治療)をご提案させていただきます。

気管支喘息/COPD(慢性閉塞性肺疾患)

気管支喘息は、主にアレルギー性の炎症によって気管支が狭くなってしまい、息苦しさや咳の発作を繰り返す疾患です。気管支に慢性的な炎症を生じ呼吸の通り道が敏感な状態となっており、ホコリやタバコ、ストレスなどの軽微な刺激でも狭くなり、発作が起きてしまいます。 発作を起こさないための治療を中心とし、重症度に合わせた定期・発作時の内服・吸入薬を処方致します。

COPDはタバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入暴露することで生じた、肺の炎症性疾患であり、従来慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた疾患の総称です。喫煙者の15~20%がCOPDを発症するといわれます。タバコの煙を吸入することで肺の中の気管支に炎症が起きて咳や痰が出たり、気管支が細くなることによって空気の流れが低下し息苦しさを生じます。

肺の組織破壊が進み肺気腫という状態になると、治療によって元に戻ることはありません。禁煙が治療の基本となりますが、症状に合わせて気管支拡張薬(抗コリン薬・β2刺激薬・テオフィリン薬)などの薬物療法を行います。感染症を契機に急激に状態が悪くなること(急性増悪)もあるため、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンの接種もおすすめ致します。

糖尿病

糖尿病とは、種々の要因によりインスリンという膵臓から分泌されるホルモンがうまくはたらけなくなることで血液中のブドウ糖が体内に取り込まれなくなり血糖値が慢性的に高い値が続いてしまう疾患です。

一般的に知られているものとして、1型糖尿病と2型糖尿病などがあり、1型糖尿病はインスリンをつくる膵臓の細胞(β細胞)が障害されることで、2型糖尿病では、食べ過ぎ・飲み過ぎや運動不足、ストレスなどにより膵臓の働きが弱まったり、インスリンの働きを阻害する物質が体内にたまることによって発症するといわれます。2型糖尿病は遺伝的要素も関与し、家族に糖尿病罹患者がいらっしゃる場合に発症する可能性が高く、日本の糖尿病患者さんの大多数は2型糖尿病です。

糖尿病は口喝や多尿などの症状が出現する頃にはかなり進行していることが多く、進行に伴い網膜症・腎症・神経障害の三大合併症や動脈硬化症を伴うこともあるため、早期発見・早期治療が重要です。たとえ自覚症状がなくても、健診や人間ドックで「糖尿病の疑いあり」と指摘された場合には、放置せず結果をご持参いただき、診察・検査を受けられることをおすすめ致します。

2型糖尿病では、まず食事療法と運動療法を徹底して行い症状を改善していき、一般的には2-3ヵ月ほど続けても改善が見られない場合には、経口血糖降下剤等の治療に切り替えていきます。1型糖尿病が疑われる例やコントロールに難渋する場合には専門医療機関と連携を取り診療を進めてまいります。

脂質異常症

脂質異常症とは、血液中の中性脂肪やLDLコレステロール「悪玉コレステロール」が基準より高い、またはHDLコレステロール「善玉コレステロール」が基準より低い状態のことをいいます。 かつて高脂血症と呼ばれていた疾患です。

放置することで動脈硬化が進み、脳梗塞、心筋梗塞など血管系の病気が起きやすくなります。動脈硬化を進めないようにすることが治療の重要な目的であり、まず食事や運動、禁煙等の生活習慣の改善を行い、動脈硬化による病気を起こすリスクが高い場合には薬物療法を行っていきます。健診等で異常を指摘された場合には、結果をご持参の上ご来院いただき、一度空腹時に検査を受けられることをおすすめ致します。

めまい・頭痛

めまいは景色がぐるぐると回るような回転性めまいと、足元がおぼつかずにふらつくような浮動性めまいに大別されます。さらに、長時間の起立でふらついたり、急な起立で立ちくらんだりするものもめまいと表現されることがあります。耳の異常が原因であったり、脳神経の異常であったりします。
頭痛を経験したことのある方は非常に多いのではないでしょうか。様々な要因が考えられ、中には早急に検査や治療を要するものもあります。また、近年ではスマートフォンやパソコン画面を長時間注視することによる頭痛も増加傾向にあると言われています。

肝炎

肝臓は右の肋骨に守られるように存在する、人体で最大サイズの臓器で約1~1.5㎏程の重量があります。その役割も非常に重要で、①人間の体に必要な蛋白の合成や栄養の貯蔵、②人体に有害となる物質の解毒や分解、③食べ物の消化を手助けする胆汁の合成や分泌などが挙げられます。
肝炎とは、何らかの原因により肝臓に炎症を起こした状態です。炎症により肝臓の細胞が破壊され、次第に肝機能が低下していきます。原因として最も多いものはウイルスの感染によって肝臓に炎症が起こるウイルス性肝炎です。

肝炎の原因となるウイルスは主にA・B・C・E型などが知られています。肝炎は治療せずに放置すると、肝硬変や肝臓がんなどの疾患に進展していく場合もあるため、早期発見・早期治療が重要となります。肝臓は「沈黙の臓器」をも呼ばれ、異常が現れても初期段階では痛みなどの症状を出すことがあまりありません。そのため異変に気付かれにくく、発見されたときには病気がかなり進行していることもあるため注意が必要です。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群とは、お腹の痛みがあったり調子が優れず、それと関連して下痢・便秘などお通じの異常(排便回数や便の形の異常も含みます)が数か月以上続く状態のとき、検討されるべき疾患です。

診断にあたっては他の腫瘍性病変や炎症性疾患などが除外されるべきではありますが、およそ10%程度の人が本疾患であるとも言われている、非常にポピュラーな疾患です。女性に多く、年齢とともに減少傾向にあることなどが判明しています。今すぐにも命に係わる病気、というわけではありませんが慢性的な排便異常や不快感、不安などの症状から日常生活に支障を来すことも少なくありません。

過去三か月程度を振り返ってみて、腹部違和感や不快感が持続していたり、排便回数に日によって大幅にムラがある方などは、どうぞお一人で悩まずに一度ご相談ください。必要な検査の提案や、必要があれば専門機関へのご紹介を行っております。

慢性腎臓病

慢性腎臓病(CKD)とは、何らかの腎障害が3ヵ月以上持続している状態と定義されています。自覚症状が出現しないことも多く、健診などで蛋白尿や腎機能の低下などを指摘されて初めて診断に至ることもあります。CKDが進行すると、むくみや貧血、息切れ、だるさ等の症状が徐々に現れてきます。

腎臓は、尿を排泄することで体内の水分量を整えたり、血液の産生にも一役買っているため、機能が落ちることでこういった症状が現れます。また、CKDは心筋梗塞など、心血管病を合併しやすいことも知られています。もともと高血圧症や糖尿病を基礎疾患として有する方は特に腎機能の悪化を招きやすいため注意が必要です。

原因にもよりますが、一度低下してしまった腎機能が完全に元通りに回復するということは難しく、徐々に低下してしまうのが一般的です。しかし食事など生活習慣の改善や、原因疾患の適切な治療により腎機能を維持することは可能な場合もございます。健診で尿異常や腎機能の低下を指摘された際にはぜひ一度ご相談ください。

タンパク尿・血尿

尿は腎臓で産生されます。その際に、本来からだにとって必要なはずの蛋白質や血液の成分(赤血球)は、尿中に漏れ出ることはありません。しかし何らかの理由で尿中にこれらの成分を認めたものをそれぞれ蛋白尿、血尿と言います。この二つはもちろん重複することもあります。

こうした尿所見の異常は慢性腎臓病とも関連が深く、健診などで指摘された際には放置せずに医療機関へご相談していただくことをお勧めいたします。現時点で自覚症状が何もないからといって放置することは大変危険です。

当院でもご相談を受け付けております。必要と判断した場合には専門施設へご紹介させていただきます。

骨粗しょう症

骨粗しょう症とは、骨密度が低下し骨の強度が弱くなることで骨折などが起こりやすくなる病気です。加齢や、閉経後の女性に多く見られることが特徴です。また、この他に薬剤などが原因となることもございます。

骨粗しょう症は骨の病的老化であり、合併症として骨折を引き起こしやすいため、予防と治療が必要であると考えております。骨粗しょう症により骨折を起こしやすい部位としては脊椎椎体(背骨)、大腿骨(足の付け根)、橈骨(手首)などが挙げられます。いずれも転んだり尻もちをついたりした際に衝撃が加わりやすい部位です。特に大腿骨は骨折してしまうと活動性や日常生活に大きく影響を及ぼします。健康で自立した生活を送れる期間「健康寿命」をより長く確保するためにも転倒には十分ご注意ください。

禁煙外来

喫煙が肺がんをはじめとする種々の疾患の原因となりうることは,もはや疑いの余地はありません。ご自身だけでなく、ご家族や周囲の大切な方々にも影響を及ぼしかねないタバコ。近年では多くの施設が禁煙となり、さらに改正健康増進法が成立するなど、環境の変化に伴い喫煙者の方々も少なからず禁煙を意識することもあるのではないでしょうか。

当院では禁煙に踏み切ろうとお考えの方々のご相談も承っております。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。